無防備地域宣言

うちは基本的にはヲタBLOGなんで、あんまり政治まわりのことに深入りした記述はしないつもりなんだけど、流石にこれは開いた口がふさがらなかったので日記代わりに記録しておきます。
「無防備地域」宣言 国防協力を拒否? 21自治体、条例化へ署名運動
これを見て、無防備地域についてあちこち調べてみたんですが、はてなキーワードにそのままずばり「無防備地域宣言」がありますね。このキーワードの各論の部分は編集合戦になっているのでとりあえず置いておいて、「ジュネーブ条約追加第一議定書」本文の日本語訳版を見てみました。
この第59条の第2項はこうなってますね。

2 紛争当事者の適当な当局は、軍隊が接触している地帯の付近又はその中にある居住地区であって敵対する紛争当事者による占領に対して開放されるものを、無防備地区として宣言することができる。

…要するに、「戦争になったら無抵抗開城して占領されます。」という宣言ですね。更に、「紛争当事者」と明記されていることから、本来は戦争が始まってから宣言するものなわけです。それに対して、問題の21の自治体では、あらかじめ平時のうちに条例を作って宣言をしておくと言っています。
…つまり、どこかの国が日本に宣戦布告したら、すすんでその国の占領下に入ります宣言なわけです。
更に、第2項はこう続くわけで。

無防備地区は、次のすべての条件を満たしたものとする。 
(a)すべての戦闘員が撤退しており並びにすべての移動可能な兵器及び軍用設備が撤去されていること。
(b)固定された軍事施設の敵対的な使用が行われないこと。
(c)当局又は住民により敵対行為が行われないこと。
(d)軍事行動を支援する活動が行われないこと。

「住民は一切反抗はしません。」という宣言のおまけつきと。
更に、平時から宣言ということと(a)から考えて、自衛隊はうちの自治体には入らせない宣言もついてますね。…つまり、天災とかの時も入らせないんだよね。阪神淡路大震災の時に、自衛隊の出動許可が遅れて助けられるはずの人も助けられなかったりしたけど、本当にそれでいいのか?
更に色々調べると、沖縄の町でもやるんですね。
島に「武力」ありません 竹富町の住民団体「無防備宣言」
地理的なものと、最近の動性から考えて、中国だよなぁ。そんなに中共に占領&併合されたいんだ。この宣言は、あくまで攻撃を回避するもので、占領された後、最後はその国の領土になるわけだけど、その場合その後の状況は占領した国側にある意味お任せになるわけだけど、チベットの例があるよね。チベット武装解除した後、おもいっきり民族浄化をうけてる虐殺されまくっているけど、そうゆうことがわかってやってるのかな?わかってるやってるんなら、理解できないな。
大抵のことは、人の好き好きだと思って、理解できないまでも納得するんですが、これはやろうとしている人のことが理解も納得もできないんで記録してみました。